【江ノ島ポケモンGO】ラプラスが1日に多数出現でついに怪我人が出る!?

【江ノ島ポケモンGO】ラプラスが1日に多数出現でついに怪我人が出る!?

先日のシルバーウィーク連休の最終日は江ノ島にラプラスが複数出現しました。海際の狭い路地にポケモントレーナーが殺到し怪我人が出そうな大騒ぎになっています。

シルバーウィーク最終日の江ノ島はラプラス祭り

江ノ島のポケモンGO人気は衰えません。休日の江ノ島はただでさえ観光客で混雑するのに、レアモンスターのラプラスが多数出現したとあって、ポケモントレーナーが殺到しとんでもないことになっていました。

1日に2体出現!江ノ島はラプラスの巣だった!
1日に2体出現!江ノ島はラプラスの巣だった!

この日はレアポケモンのラプラスがなんと2体も出現したのです。やっぱり江ノ島はラプラスの巣だったんですね。その噂を聞きつけたポケモントレーナーが今日も江ノ島に大勢集まっています。

ラプラス探しに江ノ島に押し寄せるポケモントレーナー
ラプラス探しに江ノ島に押し寄せるポケモントレーナー

夜は江ノ島西浦漁港にラプラス出現!

この日2度目のラプラスが出現した場所「江ノ島西浦漁港」は、メイン通りから細い路地を抜けた先にあり普段は訪れる人があまりいない隠れスポットです。江ノ島の西側に面しているため夕日が綺麗な場所です。

「江ノ島西浦漁港」への行き方ですが、メイン通りの参道を上がり、

狭い参道に殺到するポケモントレーナー
狭い参道に殺到するポケモントレーナー
参道を途中まで上げリ
参道を途中まで上げリ

郵便局を過ぎて、

郵便局を過ぎて
郵便局を過ぎて

参道の途中の右側にある「ハルミ食堂」を右に曲がった路地の先にあります。

「江ノ島西浦漁港」はハルミ食堂が目印
「江ノ島西浦漁港」はハルミ食堂が目印

こんなに細い路地が「江ノ島西浦漁港」まで続いています。

こんなに狭い路地をしばらく進みます
こんなに狭い路地をしばらく進みます

普段はこんなに静かな路地裏ですがこの日は様相が一変しました。

狭い路地はポケモントレーナーで大混雑!飛び交う子供の鳴き声と大人の怒号!

見てください、さっきの静かな路地裏が、

狭い路地にポケモントレーナーが殺到!
狭い路地にポケモントレーナーが殺到!

「ラプラス発見」の報を聞きつけたトレーナーでいっぱいに!

これ全部トレーナー!多過ぎ!
これ全部トレーナー!多過ぎ!

無数の人だかりの中スマホの画面だけが明るく光っている異様な光景です。目当てのラプラスはこの先の浜辺に出現しているらしいのですが、狭い路地に人がギュウギュウに押し込められ前にも後ろにも全く身動きが取れません!

マップを見るとこんな感じです。

ラプラス出現時の江ノ島
ラプラス出現時の江ノ島

この人だかりの先にラプラスが居るらしいのですが、私のマップには影すら写りません。もっと前に行きたいのにー!

そうこうしていると、先頭集団がラプラスをゲットして「やったー!」とか「ラプラスゲットしたー!」とか叫び出します。それを見た後方集団はイライラしだし、「早く代われよー!」「後ろつかえてるんだよー!」とか騒ぎ出し、またラプラスを見つけられない子供は大声で泣き出したりと、普段は静かなこの一帯が大騒動になっています。

10分ほどこんな状態が続きラプラスの出現時間が終了すると、蜘蛛の子を散らしたようにサッと人が去り、ご覧の静けさに戻りました。

静まりかえるいつもの西浦
静まりかえるいつもの西浦

普段はこんなに静かな場所なんです。

対岸の明かりだけが遠くに見えるだけ
対岸の明かりだけが遠くに見えるだけ

さっきまでの大騒ぎはいったい何だったんだろう?

江ノ島は急勾配な坂が多い!怪我人出ますよ?

で、人が去った西浦の路地をあらためて見ると、こんなに急勾配な坂だったんです。

こんな急勾配な坂に大勢詰め込んだら危険です
こんな急勾配な坂に大勢詰め込んだら危険です

暗く狭く急な坂に人がなだれ込んで、もし将棋倒しにでもなったら・・・。大人に混じって小さい子供もたくさんいました。怪我人が出てもおかしくありません。危険きわまりない状況です。

江ノ島は小高い丘のような地形で坂が多い島です。

江ノ島内にはご覧のような急な坂がたくさん
江ノ島内にはご覧のような急な坂がたくさん

小さい島の中にこんな坂がたくさんあって、夜は本来は来場者も少ないので街灯も最低限しかありません。

夜は街灯も暗く大変危険!
夜は街灯も暗く大変危険!

都心でも”歩きスマホ”が問題になっていますが、こんな坂の多い場所でポケモンGOに夢中になって転げ落ちたら、大怪我して大惨事になるレベルです。坂の多い江ノ島で”歩きスマホ”は危険な行為なんです。

江ノ島で静かに暮らす住民も大迷惑!

また、このサイトでも何度も指摘していますが、江ノ島内には普通に住んで暮らしている住民がいます。参道から一歩外れると住宅がありますし、参道の商店の2階は居住スペースになっていたりします。

この日”ラプラス騒動”が起きたのは夜の7時頃です。昼間は観光客で賑わう江ノ島も、ようやく静まりかえる時間帯です。そんな時間に大騒ぎをして、住民も大迷惑なはずです。ネコも騒動にびっくりしていましたよ。

ネコもびっくりだにゃー
ネコもびっくりだにゃー

どうやってラプラスの出現情報が拡散したのか?

この日は江ノ島に一日にラプラスが2体出現したお祭り日で、休日ということもあり普段よりもトレーナーも多く、ご覧の大騒動になったわけです。が、それにしてもどうやってこれほど多くの人が”ラプラス出現情報”を知り得たのでしょうか?

ポケモンGOの聖地とされている江ノ島ですが、ポケストップや観光名所は島内の各所に散らばっていて、意外と広いんです。江ノ島の入口からタワーがある頂上まで歩くと20分程度かかり、さらに島内をぐるっと廻ると小一時間かかります。仮に島の反対側でラプラスが出現しても走っても間に合わないぐらいです。

でも、ラプラスが出現するとすぐさまその情報が広まって、出現場所に人が押し寄せます。どうして?どうやって”ラプラス出現情報”をゲットしているの?

答えは簡単、みんな”ポケモン探索ツール”を使って情報をゲットしていたのです。

こんなにあるレポケモン探索ツール

ポケモンの出現位置と時間がわかる”ポケモン探索ツール”は現在こんなにたくさんあります。

アプリでは
ポケタン
PokeFind for ポケモンgo
ポケソース
ポケモンGOマップ
P-GO SEARCH
ポケガイド
Poke Search
ポケサーチ
ポケ探
ポケログ
PokeWhere
などなど、「ポケモンGO」で検索するとわんさか出てきます。

ウェブサイトでも同様のサービスがあるようです。
POKEVISION(ポケビジョン)
※現在はサービス停止中

これらの探索ツールを使って、レアポケモンの出現場所と時間を正確に早くゲットしていたわけです。ずるい!

江ノ島で”ポケモン探索ツール”を使ってみた!

“ポケモン探索ツール”がどれだけすごいのか、試しにアプリのポケタンを江ノ島で使ってみました。

レアポケモンの出現場所がわかるアプリ「ポケタン」
レアポケモンの出現場所がわかるアプリ「ポケタン」

本日最初のラプラスが出現した際のアプリ画面がこちらです。

江ノ島にラプラスが出現!
江ノ島にラプラスが出現!

「ポケタン」アプリ上のマップに現在出現中のポケモンと出現残り時間が表示されます。

出現時間のタイムリミットが表示される
出現時間のタイムリミットが表示される

この「ポケタン」は本家ポケモンGOアプリと違って、アプリを起動していなくても目当てのレポケモンが出現するとスマホやapplewatchに通知が届きます。

スマホやapplewatchに通知がきます
スマホやapplewatchに通知がきます

これは便利だ!みんなこれを使って”ラプラス出現情報”を入手していたのです。

そもそも探索ツールで発見して駆けつけても既に遅いのよ!

でも、この探索ツールは過去の履歴や今現在出現している情報しかわかりません。これからレアポケモンがいつどこに出現するかという未来の情報はわからないのです。

ポケモンの出現時間は10分程度です。ということは”出現情報”の通知を受けて10分以内にその出現場所に行かないとポケモンはゲットできないのです。え?10分で行けるの?狭い江ノ島といえども端から端までは10分以上はかかります。出現場所と現在位置が離れている場合は間に合いませんよね。

しかも、これらの探索ツールは想像以上に多くのユーザーに広まっていて、レアポケモンが出現するとその出現情報は短時間で一気にユーザー間に拡散します。それで、今回のように狭い路地に入りきれないほどのトレーナーが殺到することになるのです。そうして前述のように通路が人で埋まって進めず、先頭の数十人ほどしか目的のレアポケモン出現場所にたどり着けない事態になるわけです。

ポケモン探索ツール意味ないじゃん!

ポケモン探索ツールの使用禁止に向けて

また、これらのツールはポケモンGOの開発元「NAIANTIC」社が出している公式ツールではなく、他社が勝手に便所して提供しているものばかりです。そうした”非公式ツール”を本家のNIANTIC社は厳格に禁止しています。

(Niantic CEO John HankeThomson Reuters)
John Hanke, the CEO of Pokémon Go developer Niantic, hinted in an interview with Forbes’ Ryan Mac that popular fan-made tools like PokéVision, Poké Radar, and Poké Notify may not be long for this world.

Here’s what Hanke has to say about those apps (emphasis ours):

“Yeah, I don’t really like that. Not a fan. We have priorities right now but they might find in the future that those things may not work.

“People are only hurting themselves because it takes some fun out of the game. People are hacking around trying to take data out of our system and that’s against our terms of service.”

ポケモンGO開発元NIANTICのCEOによる言及

概要を日本語でまとめると
「ポケモンは自分の足で探し当てるのが楽しいのであって、それらのツールはポケモンGOのシステム上のデータを不正に扱うもので、今後いずれも使用不可にする」
と言っています。当然ですよね。こんな不正ツールが横行したら探索する楽しみがなくなります。

ただし、この不正ツールの撤廃はなかなか難しく、開発元が不正ツールの提供社に注意勧告をしても無視されるか、実態は個人や海外の企業だったりして連絡がつかなかったり。あるいは、開発元が不正に情報を抜き取られないための改修をしても、不正会社がそれを上回る改修をし、またそれに対して開発元が改修を行う、といったイタチごっこになりがちです。そのせいか、現状ではほとんど全ての不正ツールが使用可能な状態にあります。一部のツールは著作権問題を回避するために、表示されるポケモンの画像を別の画像に差し替えたり、ポケモンの名前を伏せ字や別の名前で表示したり、あさましいイタチごっこは続いています。ブームに便乗した不正ツールは儲かるので不正会社も必死なんです。

これはもうユーザー個々の判断で不正ツールの使用を止めるしかありません。そうしないと今回のような”押し掛け事件”が全国で頻発し、事故が起きて、ポケモンGO自体が禁止になってしまいます。また、不正ツールの使用が開発元にバレるとアカウント停止処分をされる可能性もあります。

江ノ島を訪れるポケモントレーナーの皆さん、大騒ぎや不正ツールを使用したりせず、正しいモラルを持ってルールを守って遊びましょうね。

まとめ

マラソンついでにポケモンGOをやっている私ですが、たかがポケモンに大人が眼の色変えて殺到し争う姿を見て、正直ドン引きしました。「いい大人がもっと他にやることあるだろう」って。ポケモンGOはホドホドにしましょう。

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