【腰越グランピングの感想】ラグジュアリー感がない!ワカメが干してあるローカル海岸だもん…

【腰越グランピングの感想】ラグジュアリー感がない!ワカメが干してあるローカル海岸だもん…

腰越海岸にグランピング施設が期間限定でオープン!え?腰越海岸ってワカメが干してある様な地味ーなローカル海岸です。スペシャルでラグジュアリー感が全く無いグランピングって…評判はどうなの?

腰越海岸にビーチグランピングがオープン!

腰越海岸に新しくグランピングビーチがオープンしました。

腰越グランピングビーチ
腰越グランピングビーチ
ビーチで豪華なアウトドアやアクティビティが体験できる
ビーチで豪華なアウトドアやアクティビティが体験できる
引用元:腰越グランピングビーチ

手ぶらで手軽にキャンプ、BBQなどのアウトドア体験できる最近流行りのグランピング施設。日本で初の本格的なビーチで行うグランピングだそうです。

場所は海水浴場の浜にあるので、日差しよけの海の家代わりに使用したり、仲間とBBQをしたり、ヨガやSUPなどのビーチならではのアクティビティーも合わせて体験できるとか。これは楽しそう!

最近は海の楽しみ方も多様化の傾向にあります。水着を着て日焼けや海水浴をする人は昔よりかなり減ってきました(とはいえまだ多くいますが)。

夏休みが始まって大盛況の西浜海水浴場
夏休みが始まって大盛況の西浜海水浴場
反対によく見かけるのは、水着に着替えずに海水にも浸からず、都会にいるのと変わらないおしゃれな服装のままの人たち。ただ海辺のカフェで食事をしたり、海の景色を写真に撮ってひたすらInstagramにアップするだけ。日焼けなんて全くせず、白い肌のまま帰ります。

またごく一部の例ですが、浜辺でアイドルイベントやコスプレイベント?みたいなのものも楽しむ人達もいるぐらい。

江ノ島西浜で行われたアイドルイベント
江ノ島西浜で行われたアイドルイベント
こんな感じで、昔より海の楽しみ方は自由に幅が広くなっている昨今。ビーチでグランピングもなかなか面白そうだと思います。というかかなり魅力的で期待しちゃいます!

グランピングなのに宿泊不可!値段設定も微妙!

でも、この腰越グランピングには「え?それじゃない感」が結構あります。不満な点です。

まず、グランピングと言っても宿泊施設ではないので泊まることはできません。営業時間は10時から20時半で、最長でも20時半で撤収しなくてはいけません。

テントなのに泊まれない腰越グランピング
テントなのに泊まれない腰越グランピング
こんなおしゃれで素敵なテントが張ってあるのに泊まれないなんてかなり残念。

さらに、グランピングにしては値段が中途半端で微妙!

10名まで入るテントを1つ借りた場合の料金は、半日コース(5時間まで)で16,000円。1日コース(10.5時間まで)で30,000円です。

仮にマックス10名で借りた場合、半日コースは1人あたり1600円。1日コースは1人あたり3000円になります。

でも実際にはぴったり10名は集まらないでしょうから、もう少し割高になるはず。

また、そもそも10名がギュウギュウに集まったら暑くて息が詰まりそう。モンゴルの草原で暮らす大家族みたいです。そんな窮屈そうなグランピングしたい?

ちなみに湘南の海水浴場で終日利用で海の家やビーチパラソルを借りると、大体1000円~1500円ぐらい。それよりはグランピングのテントのほうがちょっとだけ高い程度。

どうなんでしょう?この微妙なちょっとだけ高い値段設定。

ちょっとだけ値段が高いテントで窮屈するなら、開放的な1人用のビーチパラソルの方がいいのでは?

こっちの方が開放感あって良くない?
こっちの方が開放感あって良くない?
というか、最近はカップルだったらこんな簡易テントが主流。安くてコンパクトだし。

2017年おすすめビーチアイテムまとめ
2017年おすすめビーチアイテムまとめ

それかみんなでワイワイ盛り上がれるおしゃれ海の家。こっちの方が安くて楽しめそう。

大騒ぎの夜の海の家。こっちの方が楽しそうじゃない?
大騒ぎの夜の海の家。こっちの方が楽しそうじゃない?

中途半端にちょっと高い値段で得られる体験が、普段以下だったらがっかりするのは当然です。値段はもっと高くてもいいから、どうせなら見たことがないようなゴージャスさがあった方が良かったのでは?

ワカメのイメージが強すぎる!ほっこり地味ーなローカル海岸にグランピングは合うの?

そして1番の問題が場所。とってもローカルな腰越海岸でグランピングってどうなの?

腰越海岸は江ノ島と鎌倉の間に位置し、片瀬東浜海水浴場に隣接したいちおう海水浴場です。ただし、湘南・鎌倉の海水浴場中では1番といってもいいぐらいマイナーな場所。はっきり言ってここを目的に来る観光客ってあまりいません。混んでいる東浜から流れて行き着いたら腰越海岸でした、って扱いです。

私は腰越海岸が好きでよく行きます。なぜって誰もいなくて静かだから!ここは地元の人がふらっと散歩したり、パンツ一丁で寝そべって日焼けをしに行くような、とってもローカルな浜なんです。

「腰越海岸ってどんな所?」と聞かれて真っ先に思い出すのが、腰越名産のワカメ!

春先の腰越海岸
春先の腰越海岸
天日に干されたワカメでいっぱい
天日に干されたワカメでいっぱい
春先に浜一面に吊るされた青々としたワカメの姿は壮観!それと、腰越漁港の朝どれフライね。これは間違いない絶品です。あとは腰越商店街の名店の数々とか。

腰越漁港の朝どれフライ
腰越漁港の朝どれフライ
腰越は魅力的な街だけど、どちらかというと古き良き海辺の下町という感じ。グランピングのイメージとはちょっと違う気がします。

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グランピングってラグジュアリーな非日常感が大事では?

そもそもグランピングって、グラマラスとキャンピングを合わせた造語で、ラグジュラリーなアウトドア体験のこと。グラマラスなラグジュアリー感がなければ、ただのキャンピングになってしまいます。

近所の草原や砂浜にちょっと小洒落たテントを張ればグラマラス?ランタンに火を灯してBBQをすればラグジュアリー?違いますよね。それをどこでやるか。その場所や土地が持つ魅力やイメージが大事です。

例えば、みんなが憧れるグランピングってこんなイメージじゃありませんか?

誰もいない川や海。うっそうとした木々に囲まれて。雄大な自然の中でゆったりと過ごすことが最高の贅沢。それがグランピングの醍醐味では?ぶっちゃけキャンプの道具なんて味付け程度で何でもいいのです。

グランピングに必要なグラマラスとかラグジュアリーさって、キャンプ道具ではなく、キャンプをする場所・空間のことだと思います。残念ながら腰越という場所自体にそこまでの魅力があるかどうか、大いに疑問です。

実際に行ってみた!腰越グランピングの気になる混雑状況は?

そんな感じで地元の人は「腰越くんだりにグランピングっで何だそりゃ?」と若干冷ややかな反応です。でも東京から来る観光客は流行っているから飛びつくのかな?人気や評判はどうなんだろう?実際に見てきた感想です。

誰もいない腰越海岸
誰もいない腰越海岸
この日は平日であいにくの曇り模様。とはいえ誰もいなくて静か過ぎる腰越海岸。

これが腰越グランピングビーチか!
これが腰越グランピングビーチか!
そんなビーチの一角にあるおしゃれな木造の小屋と白いテント群。

腰越グランピングビーチの小屋
腰越グランピングビーチの小屋
白いテントの一群
白いテントの一群
まだ営業していないのかな?とにかくビーチ全体が静かです。

今度は別の日の夜に行ってみました。休日の夜。隣にある片瀬東浜は昼間は大盛況でした。

となりの片瀬東浜海水浴場
となりの片瀬東浜海水浴場
腰越海岸は相変わらず静かですが、夕暮れ時の夜景は素敵。いい雰囲気です。

腰越海岸の夜
腰越海岸の夜
腰越海岸の夜景は中々素敵です
腰越海岸の夜景は中々素敵です
ビーチの端にあるのが腰越グランピングビーチのエリア。この一帯だけ灯りが灯って目立っています。

腰越グランピングの夜の様子
腰越グランピングの夜の様子
夜はとってもムーディーで素敵!
夜はとってもムーディーで素敵!
ここだけ別世界
ここだけ別世界
夜はさすがに雰囲気があって素敵です!ここだけ灯りが灯って別世界の様です。

数組がビーチグランピングを満喫しています
数組がビーチグランピングを満喫しています
2組ぐらいでしょうか?ワイワイと盛り上がっている様子。

おお結構人気なのかと思って、予約サイトで混雑状況を確認すると、

腰越グランピング5時間16000円コースの予約状況
腰越グランピング5時間16000円コースの予約状況
腰越グランピング10.5時間30000円コースの予約状況
腰越グランピング10.5時間30000円コースの予約状況
引用元:
asoview 【鎌倉・腰越海岸・5時間】半日貸切グランピングテント
asoview 【鎌倉・腰越海岸・10.5時間】1日貸切グランピングテント

お盆の週末に数日だけ満室があるぐらいで、他はスカスカの様子。もっと予約いっぱいだと思ったのに。腰越のビーチでグランピングって新しい試みだけど、あまり盛況ではないのかな?(※2017年8月12日執筆時の予約状況です。)

帰り際に道路から見下ろすとこんな感じ。

道路側から見下ろすとこんな感じ
道路側から見下ろすとこんな感じ
後ろはすぐ国道134号
後ろはすぐ国道134号
道路が近くて落ち着かないのも不人気の原因では?と勘ぐってしまいました。

まとめ

私見ですが、腰越海岸は地元の人がのんびり散歩をする生活感のある海岸です。ラグジュアリーなグランピングのイメージとはほど遠い気がします。値段も中途半端だし、人を誘って行きたい思いませんね。

湘南でラグジュアリー感を味わうとしたら、やっぱり葉山でクルージングでしょうか。例えばちょっとお高めな女の子をデートに誘うとして。「腰越で手頃なグランピングごっこしない?日帰りで」じゃあ全く響きません。「葉山でクルージングするんだ。何なら船に泊まっていきなよ」って言いたいもんです。

非日常を演出するなら中途半端ではいけません。生活感のある場所は嫌!ちょっと値段が高くてもいいから思いっきり別世界に行ってみたいんです!

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