【花火大会ドローン撮影】騒音・光・蚊のような動きが邪魔なのでマジでやめて欲しいけれど

【花火大会ドローン撮影】騒音・光・蚊のような動きが邪魔なのでマジでやめて欲しいけれど

​夏真っ盛り。全国各地で開催されている花火大会で、近年問題になっているのがドローン撮影。規約で禁止されているはずだけど、ちらほら飛んでいるの見かけるのはなぜ?花火大会でドローン撮影をしていいの?伝統的な花火大会をドローンで撮影する意義はあるのか?実際に花火大会でドローン撮影に出くわした感想です。

2017年夏の花火大会シーズン到来

夏の花火シーズン真っ盛り!湘南・鎌倉地域でも7月19日の由比ヶ浜花火大会を皮切りに、ほぼ毎週どこかで花火大会が開催されています。おかげでビールの摂取量が増え過ぎて困っているぐらい。

今年も花火の季節です
今年も花火の季節です
酒量が増えて大変だー
酒量が増えて大変だー

湘南の海側134号沿いは絶好の花火スポット。夕方通ると偶然花火を見られたりして。今年も夏がは始まったなーと毎日ワクワクしています。

遠い沿岸から眺める花火も風流
遠い沿岸から眺める花火も風流

花火の派手な見た目はもちろん、その音も楽しみの1つ。上空に打ち上がる際の「ひゅーん」というか細い音は情緒が合って素敵だし、「ドーン!」という大きな爆破音も迫力があって良いのです。

花火好きは花火の音も好き!でも、そんな花火の音を最近流行りのドローンが邪魔をしているとか?

ドローンの光と音が花火の情緒をぶち壊す

こちらは先日、鎌倉・由比ヶ浜で行われた由比ヶ浜花火大会の様子。

海上で打ち上げられる大玉花火
海上で打ち上げられる大玉花火
夏の夜空に大きな花火
夏の夜空に大きな花火
海中花火も見事!
海中花火も見事!
海一面が明るく照らされます
海一面が明るく照らされます

今年の由比ヶ浜花火大会は、例年とはちょっと違った事情で開催されました。資金難で一時は開催中止になっていたところ、クラウドファンディングや地元の方の募金活動で資金を募り、最終的には予想を大幅に上回る金額が集まったおかげで再開されたのです。一度中止が決まったのに、地元の人の力でまた復活するなんて。いかに皆に愛されている花火大会かを再認識できた、今回の中止・再開騒動でした。

みんなで作り上げた2017年の由比ヶ浜花火大会は大いに盛り上がり、私もビール片手に夏の風物詩を一足先に楽しませてもらいました。

で、観覧していて気になったのが最近多いドローン撮影。

花火に混じって青い光が
花火に混じって青い光が

花火に混じって点滅する緑色の光が浮遊するドローンです。蚊のようにフラフラ花火に近づいていくわけですが。

花火にフラフラ近づくドローンの光
花火にフラフラ近づくドローンの光

まず、このドローンのフラフラした動きと光がうっとおしくて花火鑑賞の邪魔なんです!

はじめは、周りの観客も「小さな光が飛んでいるー」とか「あ!UFOだー!」なんて冗談を言うぐらいで、あまり気にしていませんでしたが。

けっこう目立つんですドローンの光が
けっこう目立つんですドローンの光が

はるか上空で撮影しているマスコミのヘリコプターとは違い、ドローンは小回りがきくからまあよく動く!花火の打ち上げ時間中ずっと花火の周りをフラフラ動く緑色の光は、さすがにうっとおしく感じました。

こんなに花火の間近を飛んで邪魔!
こんなに花火の間近を飛んで邪魔!

それと、ドローンの飛行する音がまたアホみたいにうるさい!「ヴーンヴーン」と飛行音がとにかく耳障り。

そもそもドローンって無音だと思っている人が多いと思いますが、それはこれみたいに音を編集した映像を見ているから。

実際は木を切り裂くチェーンソーの様な機械音が周囲にずっと鳴り響くんです。これはちょっと嫌でした。

離着陸場所付近は騒音地獄!海上の方がいいのでは?

ネットで調べてみると今回のドローン撮影を行なったのはドローン撮影の専門会社・株式会社Dron é motionだそうです。

当日の撮影状況を説明する記事があったので見てみると、

ドローンの離着陸場所
ドローンの離着陸場所

引用元:[田口 厚のドローンプロジェクト日誌]Case.05 蘇る鎌倉花火大会で新しいチャレンジ〜4,000発の打ち上げ花火をドローン空撮

ドローンの離着陸場所は海岸線の端でメインの会場となる由比ヶ浜・材木座の海岸からは離れています。しかし、この離着陸場所のすぐ外側は、地元の人はよく知っている穴場の観覧スポット!私も当日ここから観覧していました。

由比ヶ浜花火大会の穴場観覧スポット
由比ヶ浜花火大会の穴場観覧スポット
穴場といってもこれだけの人です
穴場といってもこれだけの人です
ここからでも間近で花火を見られます
ここからでも間近で花火を見られます

どうりで目の前をしょっちゅうドローンを行き来していたわけです。これはうるさいはずだ。恐らくドローンの光はまだしも、騒音で迷惑したのは離着陸場所近くのこのエリアにいた我々だけだったのでしょう。

1番混雑する浜辺は避けたようですが、ドローンの離着陸場は来年は別の場所に移してもらえないでしょうかね?いっそ誰の邪魔にもならない海上にドローン用の舟を浮かべて、そこから撮影すればいいのでは?

確かに映像は素晴らしい!立体的な花火の全容が見られて感動したけれど!

今年はドローンのおかげでちょっと不満が残る由比ヶ浜花火大会になってしまいました。ドローン嫌だなあ、という気持ちでしばらくいたのですが。後日ドローンで撮影した映像をyoutubeで観てみると…

す、素晴らしいです!ドローンから観る前衛的な新しい花火映像!

花火が360°立体的に展開する様子がよくわかります。花火って球状なんですよね。これは小回りが効いて色々な角度から撮影できるドローンならではでしょう。あまりに素晴らしい映像でしばらく魅入ってしまいました。

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」って映画がありますが、ドローンなら下からも横からも上からも見られます!

まとめ

伝統的な花火大会をドローンで撮影する意義はあるのか?とあらためて考えてみると。

確かに光や音は邪魔だけど、ドローンから観た花火の映像は圧倒的に素晴らしく、その意義はあると思います。

こんな感じで海上の舟からドローンを飛ばしたら?
こんな感じで海上の舟からドローンを飛ばしたら?

となると、撮影場所だけもう少し調整して欲しいかな。誰の邪魔にならない海上の舟とか…

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