鎌倉成就院の紫陽花が見頃!改修工事後も徐々に株数が戻りつつあります。高台から海が見えるし、カフェ坂ノ下も徒歩圏内で、おすすめの穴場的な紫陽花鑑賞スポットです。
鎌倉成就院の参道工事は完了!移植後の紫陽花の状況は?
創建800年にあたる2019年を迎えるにあたり、長い間行われていた参道の修復工事がついに完了しました。
その工事の際、参道にあった262株もの紫陽花が、震災被害にあった宮城県南三陸町に送られました。鎌倉市全体でも2000株の紫陽花が贈られたそうです。
その後、成就院の紫陽花はどうなったのか?最新の状況を見てみましょう。
2018年6月11日あじさい開花状況【見頃】
成就院の場所は江ノ電極楽寺から徒歩3分ほど。
意外と知られていませんが、極楽寺は超有名店「カフェ坂の下」が徒歩圏内。寺&カフェめぐりが密かに人気のようです。
小雨の降るなか、カフェ坂の下から向かいます。
この石段を登りきった先に成就院があります。
参道の入口は長谷側の東結界と、極楽寺側の西結界の2つ。今回は東結界から登っていきます。
紫陽花があるのはこの東西に延びた参道の途中。
以前は一面にあったそうですが、今はご覧のように点在しているだけ。それでも満開を迎えるこの時期は、数は少ないですがこんなに綺麗に咲いている紫陽花も見つかりました!
全盛期の「満開の紫陽花ロード」とまではいきませんが、十分な見応えですよね!この日も雨天の足元が悪い中、たくさんの人が紫陽花を拝みに来ていました。
紫陽花に夢中になり過ぎて忘れないで欲しいのですが、参道の中腹から後ろに振り返ると見える景色。鎌倉の海が一望できる絶景です。インスタ映えする写真スポットとして人気です。振り返るのを忘れずに!
ちなみに反対の西側はまだ本当に一部分しか紫陽花が見当たりませんでした。
紫陽花のほかにも楽しめる成就院の見どころ
さて、せっかくなので参道を抜けた先にある本堂を散策してみます。5分もあればまわれそうな小さな境内ですが、意外と見どころ満載です。
入口付近にある立派な弘法大師像。
奥にあるのが本堂。したたる雨がイイ雰囲気です。
なんでか知りませんが、良縁を結ぶといわれている不動明王像。この日も熱心に写真を撮る女性参拝者を数人お見掛けしました。スマホの待ち受け画像にするとご利益があるのだとか。
こちらは腕を組んで苦悩する考える人の像。正式名称は…ちょっとわかりません。
こちらは子授け・安産・子育てのご利益がある子安地蔵菩薩と、手前にある丸い石が子生石。
こっちには小さな紫陽花がいけられています。
瓦版には紫陽花の近況が貼りだされていました。
成就院の紫陽花はまだ「控えめ」の状態ですが、それでも綺麗で十分楽しめました。いつの日かまた一面の紫陽花ロードになることを願ってやみません。