片瀬海岸にゴンドウクジラが漂着しました。見慣れない来訪者に浜を訪れた子供たちは興味津々。柵などは設けられておらず自由に触れますが、素手で触っても大丈夫なの?発見したらどうすればいいの?
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片瀬海岸西浜に巨大生物が漂着!
前回の江ノ島ウミガメ騒動に続き、江ノ島の海岸で見かける生き物に関しての報告です。今年のはじめ頃の話ですが、カメよりももっと巨大なクジラが漂着しました!場所は新江ノ島水族館のすぐ目の前の砂浜、片瀬海岸西浜です。
何やら人だかりができているので、近づいてみると。
巨大な生き物が砂浜に打ち上げられているではありませんか!
集まってきた人と比べると、その大きさがよくわかります。全長2メートルから3メートル近くある巨大な生物です!
巨大な生物の正体はゴンドウクジラだ!
この巨大な生物の正体はゴンドウクジラ。ハナゴンドウという種類だそうです。近所にある新江ノ島水族館がきちんと札(パンフレット)を立ててくれていました。
さすがエノスイ!仕事が速いです!
体中に傷がある。死因はサメや外敵に襲われた?
漂着したゴンドウクジラは、すでに息絶えていました。動かなくなった巨体を、もう少しじっくり見てみます。こんな機会めったにありませんから。
巨大な頭。丸みをおびた形状が特徴的です。
尾びれの方から全体を見てみます。あらためて、デカい!子供たちも驚いて覗き込んでいます。
尾びれが思った以上に平たく大きい!これが効率的に推進力を生み出すのに適した形なのでしょう。
さらに、全身を見て気づいたことがあります。何やら噛まれたような跡や、引っ掻かれたような傷跡が無数にあるのです。
これなんか鉤爪で引っ掻かれたような傷跡に見えます。
よくみると体中傷だらけ。これがゴンドウクジラの死因なのでしょうか?サメやなにか敵に襲われて力尽き、西浜に漂着したのでしょうか?
病気の可能性もあり素手でむやみに触るのは危険かも!?
傷跡の迫力に私は若干びびってしまい、遠巻きに写真を撮るしかできません。が、子供たちはこれでもかと巨体に近づき熱心に観察しています。
中にはペタペタと触り出す子までいます。
子供に混じって私もそっと触れてみたのですが、ツルッとした見た目とは反対に、ザラザラした冷たい硬い肌をしています。何か怖い…。これ、ペタペタ触っていいものかな?
江ノ島にコンドウクジラが打ち上げられている、、、#江ノ島 #コンドウクジラ #新江ノ島水族館 pic.twitter.com/iMhev4D7sU
— enjoywork (@enjoywork_blue) 2018年1月28日
と、ここでちょっと前にtwitterにアップした画像に詳しい方からコメントが入りました。
これはハナゴンドウという種類です。見た感じ、かなり痩せています。
こうした個体は病気の可能性が高く、それがなんなのか未だよくわかっていません。迂闊に素手で触れるのは危険かもしれませんのでご留意ください。— AKIRA Shiozaki (@ShiozakiAkira) 2018年1月28日
わ!やっぱり触っちゃ駄目みたい!病気や感染症の疑いもあるわけです。迂闊に素手で触るのはやめたほうが良さそうです。特に子供は平気でベタベタ触っちゃうから注意しないと!
見慣れない漂着物を見つけたらどうしたらいいの?
では、見慣れない生き物や漂着物を海で見つけたら、どうすれば良いのか?誰に連絡をすればいいのでしょうか?
今回のゴンドウクジラのように、これだけ大きい生き物の死体の処理は専門家の手が必要になりますよね。
藤沢市のホームページを見るとこんな記載がありました。
質問
河川や海で漂流物を見つけたり、拾ったりしたらどうしたら良いか教えて下さい。回答
持ち主のわからないボートなどを河川や海で発見したときには,市役所に連絡してください。市役所で近隣の市や町に問い合わせをして持ち主を捜します。問い合わせ先
総務部行政総務課
電話 0466-25-1111(内線2213,2214)引用元:よくある質問
生き物が漂着した場合は、もちろん持ち主なんかいませんが、ひとまずこちらに連絡をするのが良さそうです。
また、西浜のように水族館が近くにある場合は、そこに連絡しても良さそうです。彼らは海洋生物のプロですからね。
実際に今回のバンドウクジラをいちはやく発見し、注意喚起の札(パンフレット)を立てたのは、新江ノ島水族館の職員ですからね。
まとめ
江ノ島の海岸に珍しい巨大なバンドウクジラが漂着しました!お子さんなどはむやみに触ると危険かもしれないので、まずは市や水族館に連絡しましょう。