江ノ島からほど近い腰越で最近地元民に大人気のグルメがこちら。腰越漁港ならではの朝どれ新鮮地魚を揚げたてアツアツのフライで楽しめます!
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江ノ島からほど近い腰越漁港
江ノ島のすぐ近くにある腰越海岸。観光客で賑わうメジャーな片瀬海岸の繋がった隣にあるのですが、全く存在感がなく、「片瀬海岸の端っこ」という印象の小さな浜辺です。
土日でも訪れる人は少なく静かで、浜辺には白鷺や海鳥がのんびり闊歩している姿がよく見られます。
道にも人はいません。静かな漁港です。
しかし、お昼時の午後1時になると静かな腰越の漁港はにわかに活気付いてきます。
小さいけど活気ある腰越漁業協同組合直売所
活気の源はどうやらこの腰越漁業の直売所のようです。
場所は腰越海岸、腰越漁港のすぐ真ん前。江ノ電腰越駅からは徒歩2~3分です。青いひさしが目印です。
小さな腰越のこれといった特色のない小さな漁協、と思って素通りしようとしたら、
青く大きなのぼりに「朝どれフライ直売所」とあります!そして人が次々と販売所に押し掛けているではありませんか!
朝捕れた魚をフライにして13時から販売開始
この直売所で売っているのは腰越漁港でその日の朝に揚がったばかりの新鮮な魚のフライだけ!その名も「朝どれフライ」です!シンプルだけどそそる良いネーミング。
朝とれた魚を午前中に調理して販売開始するのが午後1時からだそうです。漁港だから早朝にしか買えない、と思ったら大間違い!のんびり昼から販売するのがのんびりしていて腰越チックで嬉しいですね。
観光客は知らないアジ!旨すぎて地元民が大行列!
「朝どれフライ」が揚がる昼の1時になると、近所の皆さんがどこからともなく集まってきます。お昼のおかずに、あるいは子供のおやつに、あるいはお父さんのビールのアテに、フライを求めてわらわらと。
この日は土曜日の午後1時ちょうど頃でしたが、見て下さいこの大行列!
みんなラフな服装で、いかにもフライを買いに近所から駆けてきた、という感じ。観光客はほとんどこないため地元民率90%といったところでしょうか。まさに地元民だけが知っている評判のアジです。
こちらで扱っているメニューはその日捕れた魚だけを使用します。アジ、かます、サバ、ブリなどのフライは大小サイズがあって1枚から購入できます。それと小さめのイワシは天ぷらにしてパックで売っています。
その日のメニューは店内のボードに書かれているので、入店したらまずチェックしましょう。
今日は残念ながらアジフライはなく、イワシの天ぷら(1パック300円)とかますフライ(1枚300円)です。
大漁ムードの店内!地元民はビール持ち込みでイートイン
店内の解説をしましょう。奥が厨房になっていて漁協のおばちゃんが1人でせっせとフライを揚げています。※写真は空いている別の日に撮影したものです。
店内にはイートイン用のテーブルが並んでおり、20名ぐらいは座れる感じです。
華やかな大漁旗がいくつも飾ってあります。
各テーブルには箸、ソース、醤油、ケチャップまで調味料がずらりと並び、「さあ食ってくれ!」といわんばかり。その場で揚げたてを頬張りたい人は迷わず着席です。
店内にはのりなどの加工品の直売コーナーもあります。
メニューはフライだけで、定食やご飯類、酒類は一切扱っていません。おばちゃん1人でフライ揚げるだけで大変だもんね。飲み物はセルフサービスのお茶があるのでご自由に。
お酒はないのか、と思ったら、近所のお父さんがビール持ち込みで熱々フライで一杯やっちゃっています!
お酒持ち込みありなのか!しかもビールはロング缶!店内にはこういったビール持ち込み組が3組ぐらいいらっしゃいました。みなさんこなれた感じで2本、3本と飲んでいるので、きっと常連なのでしょう。昼間っから気持ちよく飲んじゃって。ああ腰越っていいところ。
テイクアウトして腰越漁港でパクリ
天気が良いのでテイクアウトしてすぐ外にある腰越漁港で食べることにします。
見て下さい!この勇ましい漁船の勇姿を!新鮮なお魚を毎日ありがとうございます!
漁船を見物したら先っぽの埠頭へ歩いて行きます。
江ノ島がすぐ目の前。かもめがテクテク歩いているのどかな漁港です。
行き止まった先にちょうどいいベンチがあったので、ここでいただくことにします。
ベンチにパックを広げて遠足気分で楽しいなー。
イワシの天ぷらはこれで1パック300円です。安い!
かますも大ぶりで肉厚!
テイクアウトにはソース、醤油、辛子が付いているのでお好みでどうぞ。
新鮮で臭み一切なし!イワシの天ぷらが泳ぎ出す旨さ!
まずはお父さんがビールのアテにしていたイワシの天ぷらからいただきましょう!
新鮮過ぎて泳ぎ出しちゃうぐらいです!ほら!
揚げ立て熱々の衣はカリッとして、中のイワシの身はふんわりジューシー!身の旨味がジュッと溢れ出てきます。そして臭みは一切なし!イワシと言えばスーパーで買うと薬味をたっぷり効かせないとちょっと臭うイメージでしたが、これは全く臭みがなくイワシ本来の良い香りしかしません。小ぶりのイワシなので指でつまんでひょいひょいスナック感覚で食べられるのもテイクアウト向きです。
サックサク!上品な白身のかますフライ
続いてかますのフライです。こちらはなかなかの大型ですが、同じく新鮮なので泳がせてみます。
大ぶり肉厚でズッシリ重みがあります。
かぶりつくと衣はザクッとカリカリで、中身のかますの白身はとっても上品。フライにしてもさっぱり美味しくいただけます。新鮮なのでもちろん臭みは一切なく、白身の優しい香りがふんわりして食欲をそそります。白ワインなんかが合う類のちょっとお上品な一品料理です。
トンビも飛びつく美味しさです
穏やかな海風も絶妙に気持ちよく最高の気分で食べていたのですが、注意点が1つあります。それは上空から獲物をかっさらって行くトンビです!
浜辺のお約束の注意事項で看板にも書いてあります。
だから十分気をつけていたつもりですが、奴らは相当したたかで幾度も危ない目にあいました。はるか上空にいるトンビはフライめがけてピンポイントで急降下して来ます。羽音も立てず静かに、ちょうど死角になる背後から、しかも数匹の群れが代わる代わる何度も襲って来ます!
気づいたら上空にトンビだらけに!ひぇ~!フライを泳がせて見せびらかせ過ぎたんでしょうか。
さすがに(フライの)身の危険を感じて退散することに。埠頭なんて隠れる場所がないから上空から丸見えで格好の餌食なんですよね。気をつけないといけません。
お持ち帰りで時間が経っても美味しい新鮮フライ
とんびに追われて逃げるように漁港を退散。残りのフライと天ぷらは自宅でビールのつまみにさせてもらいました。
冷めても臭みもなく美味しくいただきました。ビールとフライがこれまた良く合ってあっという間に食べきってしまいました。
今度はビール持ち込みにチャレンジしてみようかな。
定休日は水曜日・金曜日。アジフライはもはや幻!?
定休日は水曜日と金曜日ですが、不定期で休もこともあるようです。
また、今までに数回行ったのですが、アジフライにお目にかかったことがまだ1回もありません!ここのアジフライは死ぬほど旨いと評判!次回はアジが捕れた日に運良く当たればいいのですが、楽しみが持ち越されました。
まとめ
海辺のおしゃれなカフェやパンケーキもいいけれど、せっかく海に来たならたまには新鮮な魚料理を食べてみよう!揚げたて朝どれフライはスナック感覚でサクサク食べられるので、小さいお子さんや魚が苦手な人にもおすすめです。
店舗情報 腰越漁業協同組合直売所
■ホームページ
腰越漁業協同組合直売所(食べログ)
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■営業時間
13:00~17:00
日曜営業
■定休日
水曜日・金曜日
■住所
神奈川県鎌倉市腰越2-9-1
■アクセス
江ノ電腰越駅から徒歩2分
■絶対に食べたい!おすすめメニュー
朝どれアジフライ
■その他
朝どれ新鮮だからどれも旨い!