コワーキングスペースで入居者同士でワイワイ騒いだり、建設的な意見を交換し合ったり、これぞコワーキングの醍醐味ですよね。が、それはあくまで非日常であって、大体はむっつり黙々と作業するのがコワーキングの日常です。
店ごとに違う会員同士の距離感
コワーキングスペースは、お店ごとにそれぞれ特色が出ます。
“会員同士の距離感”も特色の1つで、お店の作り、規模、運営方針、オーナーの人柄によって大きく変わってきます。
比較的狭いスペースでオーナーが気さくな方だったりすると、アットホームな雰囲気になり、会員同士も自然と交流しやすくなります。顔見知りもできやすく、施設で会えばみんなでワイワイ話して過ごす機会も増えます。
また、比較的大型なスペースで、運営母体が大きな企業の場合、オーナーの特色も店舗の雰囲気に反映されず、ビジネスライクな雰囲気のスペースになります。その場合、会員同士は顔見知りではあるものの、頻繁に交流する事もなく、各々が自分の作業を黙々とこなすことになります。
コワーキングスペースに来て他の会員とどう接するか、会員はどちらも好きな方を選択することが出来ます。
“みんなでワイワイ”は非日常であるべき
でもあえて言いますと、コワーキングで仲間とワイワイできる日というのは、ほんのごくわずかで、非日常・イレギュラーな事です。
毎回仲の良いメンバーと会えるわけではありませんし、会ったからと言って毎回有意義な意見交換ができる訳ではないし、「ああこれぞコワーキングの醍醐味だ!」と感じられるスペシャルな日がそう頻繁にある訳ではないのです。
“1人で黙々と粛々と作業をする”が日常であるべき
私は都内のいくつかのコワーキングスペースを利用していますが、そこでは大体の日はむっつり作業をしています。
受付やラウンジに知っている人がいれば少し話をしますが、それもごく短時間で、その後は自分のデスクに戻りひたすら自分のやるべき作業をします。
なぜって?みんなとワイワイ話すこと、話したいことって、毎回そんなにある訳ではありませんから。
それと、コワーキングスペースでだらだら話をする時間がもったいないからです。
そもそもコワーキングスペースに何しに来ているの?
人によってそれぞれ意見は違いますが、私はコワーキングスペースは、あくまで自分の作業場・仕事場の延長だと思っています。
作業を粛々と遂行するのが”主”で、交流や話し合いは”従”だと考えています。
誤解されと嫌なので言いますが、会員同士の交流がいけないと言っている訳ではありません。そこで生まれるアイデアや単純な気分転換もコワーキングの大事な要素です。どんどん交流はあるべきです。
でも、コワーキングスペースに来る本来の目的が”仕事をする”や”作業をする”であれば、まずはそれを第一優先にやるべきだと思います。それらが”主”であるべきです。
出会いや交流はイベントで
では、みんなでワイワイ交流はいつすれば良いの?という方は、週末や平日夜などに定期的に開催されているイベントや交流会を利用すべきです。
そこでは、会員同士の交流、意見交換、出会いが”主”になりますので、存分にワイワイ楽しみましょう。
運営側が会員同士の間をつなげるホスト役をしてくれる場合もあります。それらを積極的に活用してもいいでしょう。
まとめ
コワーキングスペースにせっかく来ても、何ら楽しい会話や交流が無い日もあります。むしろそれが当たり前です。
そんな時は粛々と自分のやるべき作業を進め、その代わりにイベントや交流会で思いっきり仲間と交流しましょう!メリハリは大事です!