江ノ島の参道で見かける「女夫饅頭」はどうして「夫婦饅頭」じゃないの?由来はさておき、寒い冬はホカホカ蒸したてのあまーい饅頭が嬉しいのです。
目次
江島神社の辺津宮・中津宮・奥津宮を参拝
初詣に江ノ島にある江島神社にやってきました。江ノ島神社ではなくて江島神社です。
のんびり昼過ぎに弁天橋を渡って江ノ島へ。
午後になってもいまいち気温が上がらず、海鵜や釣り人も寒そうにしています。暖冬でも海辺は寒い!
湘南バーガーの焼き上がり時間を気にしつつ、まずはお参り。
青銅の鳥居をくぐって参道を進むと、たこせんべいにいつもの行列ができています。
むっくりした猫がのんびり日向ぼっこ。
赤い鳥居を過ぎて階段を上ると江島神社の3つある社殿の1つ「辺津宮」に到着。
サクッと引いたおみくじは今年も大吉。これで5年ぐらい連続かな?辺津宮のおみくじは本当によく大吉が出ます。
猫と一緒にまた階段を上って「中津宮」に到着。
江ノ島の頂上にあるタワーを過ぎて、さらに奥にある「奥津宮」を参拝して完了!
江ノ島の老舗!中村屋羊羹店のほかほか女夫饅頭
さて、アップダウンを繰り返して少し疲れたのでお茶屋で休憩しましょう。
奥津宮からの帰り道にある「中村屋羊羹店」。これでもかとアピールしてくる「元祖」の文字ともくもく沸き立つ白い湯気に誘われてきました。
中村屋は明治35年(1902年)創業の老舗。名物の海苔羊羹はほんのり磯の香りがする逸品でお土産に最適。
軒先でパパッと食べるなら先ほどの湯気の正体、ふかしたてのお饅頭がおすすめです。
白と茶色の2種類の「女夫饅頭(めおとまんじゅう)」をいただきます!
どうして女夫饅頭なのか?夫婦饅頭じゃないの?
ところで、どうして「夫婦」ではなくて「女夫」という漢字なのでしょうか?
諸説あるようですが、鎌倉にある女夫石(めおといし)が由来のようです。
かつて、鶴ヶ岡八幡宮境内白旗神社の社前に義経と静御前の睦まじさを象徴した、女夫石(めおといし)と呼ばれた霊石がありました。
これにちなんで作られたのが、義経・静女夫饅頭です。白は糀を発酵させた酒饅頭、茶色は黒砂糖で作った利久饅頭です。
引用元:義経・静 女夫饅頭
鎌倉や藤沢では白と茶色の2色饅頭を「女夫饅頭」と表記して販売しているお店が多く、地元の名物となっています。
中村羊羹店の女夫饅頭はとっても甘くて疲れが吹き飛ぶ!
では、さっそく中村羊羹店の女夫饅頭を実食!
食べ歩きもいいのですが、空にトンビがうようよいるので、店前にある椅子に座って休憩しながらいただくことにします。
ふっくらした饅頭は出来立てなのかまだホカホカ温かい!
白い方は、国内産大和芋を使った酒種に、北海道産小豆のこし餡がぎっしり。上品な甘さ、ではなくて、かなり甘めの餡。でもそれぐらいが冬の江ノ島散策のお供にぴったり。温かさと甘さで旅の疲れが癒されます。
茶色の方は、黒糖を練り込んだ皮にたっぷりのこし餡で、白より食べ応えがあります。こちらもとっても甘い!ウォーキングの疲労が完全に消し飛びました。
白と茶でそれぞれ特色があるので、カップルや夫婦できたら半分ずつシェアして食べ比べてみてください!
店舗情報 中村屋羊羹店
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