鎌倉の一条恵観山荘敷地内にある、かふぇ楊梅亭(やまももてい)を紹介します。カフェではなくて和風の「かふぇ」です。
雅な趣向を凝らした茅葺屋根の山荘、京都から移築した枯山水、自然豊かな庭園を楽しみながらお茶が飲める場所、いわゆる寺カフェ。
秋は楊梅亭から眺める紅葉が絶景。鎌倉のおすすめ穴場紅葉観賞スポットです。
目次
一条恵観山荘の寺カフェでひと休み
一条恵観山荘は2時間ぐらいかけてゆっくり回りたい場所。雅な趣向が組み込まれた山荘、京都式の枯山水、自然豊かな庭園など、見どころが多くてつい時間を忘れてしまいます。
敷地内には散策中に小休憩できる椅子やあずまやが多くあります。
これらもいいのですが、ぜひ一度訪れて欲しいのが今回紹介する「かふぇ楊梅亭(やまももてい)」。
一条恵観山荘は寺ではありませんが、敷地内に枯山水や庭園があるので、楊梅亭はいわゆる「寺カフェ」と呼ばれています。
「かふぇ楊梅亭(やまももてい)」の名前の由来
かふぇ楊梅亭(やまももてい)の名前の由来。かつて京都西賀茂に山荘があった頃、庭にあったヤマモモ(楊梅)の実を恵観の母である中和門院や兄の後水尾天皇に献じていてたいそう喜ばれていた、という話からだとか。
山と川に囲まれたかふぇ楊梅亭
かふぇ楊梅亭の場所は、一条恵観山荘敷地内の山側の一角。滑川の川べりにあります。
一条恵観山荘の入口でもらえる庭園図だと左下にありますね。
裏側にはすぐ近くを滑川が流れています。
川べりに突き出た建物は自然にすっぽり包まれています。
鎌倉の原風景に囲まれて。BGMは川のせせらぎ。
入口で靴を脱いで中に入ると、大きく2区間に分かれたガラス張りの部屋があります。
全ての席が窓際の特等席。目の前を鎌倉の原風景ともいえる自然が広がっています。
店内にBGMはかかっていません。この日は他にお客さんはおらずとても静か。川のせせらぎと小鳥のさえずりだけが聞こえてきます。
随所に見られる雅な遊び心
窓の外にある古井戸には、精巧な作り物の蟹。
店内の装飾も趣があります。
秋を満喫できる抹茶と季節の主菓子
店内は暖房がかかっていますが、ブランケットをもらいました。
ほっこりしながら窓を眺めていると、小腹が空いてきました。外の庭をずいぶん練り歩いたので甘味補給しましょう。
楊梅亭の2大おすすめメニューは、宇治抹茶のロールケーキと季節の主菓子。私は抹茶と主菓子をいただきました。
赤と緑の美しい円が、なんとも雅です!
濃い緑の抹茶は外の景色とぴったり合います。
小さな秋の味覚がつまった和菓子は、西鎌倉の茶の子のものだとか。栗・きのこ・楓の葉など秋を象徴するものがいっぱいで見た目にも楽しめます。味もとても上品で、ゴマが練り込まれた香ばしい生地にあんこの甘みが合わさり絶品でした。
こちらは連れがオーダーしたコーヒー。抹茶のロールケーキを合わせたいところです。洋菓子の方はパティスリー雪乃下が監修しているそうなので味は折り紙つき。
紅葉はまだでしたが、一足早くかふぇ楊梅亭で秋を満喫できました。
まとめ
一条恵観山荘の寺カフェ楊梅亭でほっこり小休憩。山川に囲まれた景観と、小鳥のさえずりのBGMが最高の癒しになりました。11月下旬は紅葉の見ごろです!
店舗情報 かふぇ揚梅亭 (カフェ ヤマモモテイ)
■ホームページ
かふぇ揚梅亭 (カフェ ヤマモモテイ)
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■営業時間
10:00~16:00
日曜営業
■定休日
不定休(一条恵観山荘に準ずる)
■住所
神奈川県鎌倉市浄明寺5-1-10 一条恵観山荘