生チョコの発祥が平塚だって知っていましたか?老舗洋菓子店「シルスマリア本店」の元祖生チョコを食べてみました!これはホワイトデーのお返しに良さそうだ!
目次
生チョコ発祥の店が日本のしかも平塚にあるって本当?
みんな大好きなやわらかな口溶けの生チョコレート。その発祥のお店が平塚にあるって知っていましたか?フランスとかだと思ったら、日本の、しかも平塚って!本当なの?
そもそも”生チョコ”とは、チョコレート生地に生クリームや洋酒を練り込んで柔らかい食感を出したもの。
似たようなもので”ガナッシュ”がありますが、こちらは成分は生チョコとほぼ同じですが、生クリームや水分の比率が多いクリーム状のものを指します。
適度な固さがあるのでそのまま食べられる”生チョコ”に対して、表面を固いチョコでコーティングしたり、何かにトッピングとしてつけて食べるのが”ガナッシュ”という事になります。
このガナッシュをチョコでコーティングしたものはトリュフチョコですね。
ざっくりとまとめるとこんな感じです。※間違っていたらすみません。
チョコと生クリームを混ぜたガナッシュは以前からありました。それを、生クリームの割合を少なく調整して指でつまめるぐらいの適度な柔らかさにして、”生チョコレート”として商品化したのが平塚のシルスマリアという洋菓子店なのだとか。”生チョコレート”という言葉もシルスマリアでつけた名前だそうです。
生チョコという名で世にでた最初の一粒。
1988年、寒い夜のこと、シルスマリアの厨房で、どこにも無い、全く新しいタイプのチョコレートが完成しました。
ショコラティエが、そのチョコに、生チョコという商品名を付けたことが、のちの生チョコブームへとつながって行きます。もちろん、現在使われている、この『生チョコ 』という言葉もその当時、シルスマリア で生まれた言葉です。
『生チョコ 』と名付けた由来は、その当時、『生パイ』というオリジナル商品が大好評で、
そのチョコレートにもふんだんに生クリームが使われるため、『生チョコ 』と命名しました。大切な人の心まで とろけさせてしまう、発売当時からの人気商品です。
引用元:生チョコ発祥の店 シルスマリア
ただし、この生チョコレートの定義は公正取引委員会が「チョコレート公正競争規約」で規定した日本独自のもので、スイスのジュネーブでは同様のチョコ菓子が1930年代にはあったそうです(wikipediaより)。本当の発祥はやっぱり欧米でした。
まあ、生チョコの原型はスイス発祥だけど、”生チョコ”という言葉を作って広めたのは間違いなく平塚のシルスマリア、といって良さそうです。
ちなみに、生チョコが日本で広まるきっかけになったのは「メルティキッス」という市販チョコ。この人気商品の監修をしたのが、なんとシルスマリアの小林正和さんというシェフ!なんだやっぱりシルスマリア凄いんだ!
ということで、生チョコの元祖であるシルスマリア本店に行ってきました。
何も無いけど海がある!平塚駅南口
平塚駅南口。これといって目ぼしいものは無い閑散とした駅前。
でも南口には海がある!駅から海へ抜ける大通りは道幅もゆったりで快適。数は少ないですがおしゃれなカフェやパン屋さんがあり、平塚で唯一湘南らしさを感じるエリアです。江ノ島や鎌倉と違って賑わいはありませんけどね、、、。
さて、生チョコ発祥のお店は平塚駅南口から徒歩10分ほど。駅から海へ抜ける道の中間あたりです。
赤い看板が目立つ3階建の大きな一軒家。
こちらが平塚が世界に誇る生チョコ発祥のお店「シルスマリア本店」です!
生チョコ発祥の洋菓子店「シルスマリア本店」
正面の大きなショーケースにはケーキやプリンなど洋菓子がずらりと並んでいます。
カウンターの奥は工房になっており、パティシエさんがきびきび働く姿が見えます。焼き立てのケーキや焼き菓子の香りが店内に漂っています。平日の日中でしたがお客も多く繁盛しているようです。
お目当ての生チョコは種類がたくさんあって迷うほど!さすが生チョコ発祥のお店です。どの生チョコにするかウロウロして考えていると店員さんが丁寧に試食を勧めてくれました。ありがたいけど食べるのはまだ我慢です。
迷ったらちょっと高いけど4種の生チョコセットで食べ比べ!
10分ほど迷って購入したのは4種類のセット。ちょっと値段は高いですが、いろいろな味を食べ比べできるので、はじめてのシルスマリアにはおすすめです。
高級感のある赤い手提げに、
これまた高そうな赤い箱。これはプレゼントにも良さそうな外観です。
赤い箱の中には4色・4種類のパッケージがあります。
付属の詳しいガイドを読みながら元祖生チョコ4種類を食べ比べてみます!
これが定番!公園通りの石畳シルスミルク
まずは定番のシルスミルク。さいの目状の生チョコが10粒きれいに並んでいます。
その形状から付けられた別名が「公園通りの石畳」。何とおしゃれな響きでしょう!味もとても上品で、口の中で生クリームがトロトロとろけていきます。
爽やかフレッシュ!オランジュ
続いてオレンジ色のオランジュ。
チョコと柑橘系って合うよねーなフレッシュ感のある逸品です。これ単体で、フランス料理の手の込んだデザートを食べているような完成度と高級感があります。
甘酸っぱさと可愛らしさ!スノーベリー
ベルギー産のホワイトチョコをベースにしたスノーベリー。
赤いつぶつぶはフリーズドライのいちご。見た目も可愛くて、食べると甘酸っぱくて、生クリームとの相性も抜群!とろけるような甘さの中にハッキリとした酸味がポンポン跳ねてくる感じです。
これが1番上品でびっくり!アールグレイ
4種類の中で1番上品な味わいだったのが赤いパッケージのアールグレイ。意外でした。
ベルガモットという柑橘系の香りをつけた紅茶。その香りがかなり強く出ているのですが、チョコの濃厚な風味と合わさって、何ともクセになるエキゾチックさ!個人的にはこれが1番のお気に入りでした!
お酒との相性も抜群の酒生チョコがいっぱい!
生チョコの元祖シルスマリアには、定番以外にもかなり”攻めた”新しい生チョコがたくさんあります。
日本酒や焼酎を練り込んだ”酒生チョコ”も最近人気なのだとか。宇治抹茶やチーズもあります。元祖はまだまだ攻め続けるようです!
これらのちょっと変わった生チョコは店頭にも並んでいましたが、シルスマリアのオンラインショップでも購入できます。
ホワイトデーも近いのでプレゼントにお取り寄せしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
生チョコ発祥の店シルスマリア平塚本店。4種類の生チョコはどれも美味しくさすが元祖です。さらに新しいフレーバー生チョコも多数あってびっくり!シルスマリアは進化し続ける元祖です。ありきたりなチョコじゃ満足できない方はお試しあれ。
店舗情報 シルスマリア本店
■ホームページ
シルスマリア本店(食べログ)
人気店は食べログのスマホ予約がお得で便利!Tポイントも貯まります!
■営業時間
Open 9:30 / Close 20:00
※日曜・祭日 Close 19:00
■定休日
年中無休
■住所
神奈川県平塚市龍城ケ丘 2-3
■アクセス
平塚駅南口から徒歩10分
■絶対に食べたい!おすすめメニュー
アールグレイの生チョコ
■その他
酒チョコも気になります