平塚駅ナカにある1人用ブース型コワーキングスペース・シェアオフィス「STATION BOOTH」を使ってみた感想です。モニター・ライト・電源WiFi完備でコンパクトながら快適。値段は15分275円と高めなので短時間スポット利用はアリ。逆に、長引きそうな会議や長時間の仕事は平塚駅近くのコワーキングスペースのドロップインがおすすめ。
目次
平塚駅構内にある1人用コワーキングスペース「STATION BOOTH」とは?
平塚駅ナカのおにぎり屋さんの前にある電話ボックスのようなブース席が2台。隣にあるお菓子の自動販売機でアルフォートをよく買うのですが、この近未来的なブースが気になっていました!
こちらは「STATION BOOTH」というJR東日本が運営している1人用の個室型のスモールオフィス。無料ではなく有料。15分275円の時間制です。ブース内はドアが閉まると完全個室。防音で後ろから覗かれないようになっているので仕事の打ち合わせやZoom会議もできます。
「STATION BOOTH」の利用者は、駅ナカにあるので、電車で移動中の人や、駅に到着したサラリーマンの方々を想定しているのでしょうか。都心部だけでなく地方でもけっこう色々な駅で見かけるようになったので利便性は良さそう。そういえば出張で行った八戸駅にも「STATION BOOTH」ありましたから。
これだけ色々な場所にあると、普段自宅でテレワークをしている人がZoomで打ち合わせする時だけ、コワーキングスペースのドロップイン感覚で最寄り駅の「STATION BOOTH」を利用するのも良さそうです。
全国の拠点一覧は下記の「STATION BOOTH」公式サイトでご確認を。ブースのサイズが違うタイプもあって値段も微妙に違います。設置場所も駅ナカだけでなく駅併設の商業ビルや駅ビルにもあったりします。
「STATION BOOTH」を実際に使ってみた
平塚駅にある「STATION BOOTH」を実際に使ってみました。平日の夕方に1時間ほどの仕事のZoom会議をしましたが、思ったよりも快適。駅の構内でちゃんと仕事できました。
以下は入室~利用~退室までの流れです。
会員はwebで事前予約or非会員は現地で席が空いているか確認
まずはブースの席が空いているか確認。
会員は事前webから予約できるようです。しかし、平塚駅の「STATION BOOTH」が実際に使われているところを見たことがありませんので、わざわざ会員にならなくても良さそう。
非会員は現地で空席確認。外側にグリーンのランプで「空席」と出ていれば、そのまま予約しないで使えます。この日も2つのブース共に空きでした。
場所によると思いますが、平塚近辺だと事前予約は必要なさそうです。
面倒な事前登録は必要なしでsuicaだけあればOK
さて、空席を確認したら使い方の確認。事前に公式サイトはざっと見ましたが、詳細はぶっつけ本番でブースに外側に貼ってある料金表や説明書きをざっと眺める程度。
面倒な事前登録や入会は必要なしで利用可能なようです。以下の3ステップで入室できました。
- 最初に、操作パネル上で会員か非会員かを選びます。
- 次に、使う時間と料金を選びます。時間が来たら退室しないといけないので余裕を持った時間がおすすめ。
- 最後に、交通系電子マネー(今回はsuica)をピッとかざして前払いで決済完了。
以上で入室手続き&決済が完了します。
料金は15分275円・30分550円・45分825円・1時間1100円
「STATION BOOTH」の料金は15分275円・30分550円・45分825円・1時間1100円とこの手のブースにしてはちょっと高め。スタート時間は操作パネルにタッチした時間から換算しているようです。
今回は少し多めの時間にして1100円の1時間コースをタッチしてsuicaをかざして、いざ入室!
入室の入口ドアで戸惑う
入室!と思ったらドアが自動では開かない。ちょっとあせる。駅構内なので通行人に見られているようで。
説明書きをよく見たらドアは手動でスライドさせて開けるのだとか。
さっそくドアを左から右にスライドさせても、開かない!あせる!よく見たらドアの取っ手はsuicaをかざした端末から離れた逆側(右端)にありました。ドアの右端をつかんで右から左にスライドさせて無事に入室できました。あせったー。ドアの開け方ちょっとわかりにくい。いえ、説明書きに全部書いてありましたけどね。
ブース内はコンパクトだけど簡易防音で居心地いい
ブース内に入ったら自分でドアを閉めます。ブース内は外から見た通りのコンパクトさ。大人1人が入れる大きさの部屋に、テーブルと椅子とモニターがあります。
足元はまあまあ狭いので鞄などの荷物は椅子の脇に置きます。
後ろのドアはすりガラスになっているので外からは覗かれません。これで完全な個室。コンパクトながらなかなか快適な空間です。
それと、エアコンは入室前からずっと付いているのでブース内はかなり暖かいです。というかちょっと暑いぐらい。入室したらすぐに自分で温度調整したほうが良さそうです。
ブース内の設備はかなり充実!
ブース内にある設備は急場のワーキングスペースとしてはかなり充実しています。
モニター・電源コンセント・USB充電・WiFi・明るい照明・扇風機など。
パソコンをモニターにつなげて本格的な仕事もできる
本格的なパソコンを持ち込めば、HDMIケーブルで目の前のモニターに繋げて大きな画面で仕事もできます。これは快適ですね。
その他色々注意事項など
他にも使用上の注意事項が色々と貼ってあります。全部読むの面倒。
Zoom会議を「STATION BOOTH」でやってみた感想
色々設備をいじったり注意書きを読んでいたらZoom会議開始の時間がすぐにきてしまいました。「STATION BOOTH」を初めて利用する方は時間ギリギリではなく10分前にはブース内に入っておくのが無難ですね。
持ち込んだスマホで慌ててネットに繋げます。速度はLTE回線だそうでまあまあ。そんなに速くはありませんね。
Zoomを立ち上げるとちょっと暗い。備え付けの丸いライトをつけるとこちらの顔が少し明るくなりました。
これで予定通りZoomで打ち合わせ開始。通行人はちらほら通りますが防音なので大丈夫。すりガラスがあるおかげでブースのすぐ近くを人が通ってもあまり気になりません。
普段のオフィスのようにスムーズに打ち合わせができました。駅のうるさい場所で慌てながら打ち合わせするよりも「STATION BOOTH」に駆け込んだ方が良さそうですね。
先方も都内で「STATION BOOTH」を使ったことがあるそうでその話で盛り上がりました。ドアであせったー、とか。
自習室代わりにもなる?時間が余ったので英語の勉強
打ち合わせが早く終わってまだ20分ほど時間がある。もったいないので英語の勉強をしました。
個室だけどすりガラスの向こうに適度に人がいる状態。これがなかなか心地よくて集中して勉強できました。「STATION BOOTH」を出先で勉強スペースとして利用するのもありなのか!?
5分前に音声アラートあり!でも退室でまた戸惑う
退室時間の5分前に音声で「あと5分で終了です」みたいなアラートが鳴りました。さっと荷物をまとめて退室。実に快適で終了。
と思いきや、ドアの開け方がわからなくてまた慌てました。スライドの取っ手を探してもないんです。
テーブル正面の壁にあるボタンを押さないといけなかったようで。しかし、ライトに隠れてボタンに気付きませんでした。入退室に関わるボタンは赤字で目立つようにしてほしい!
最後少し焦って時間ギリギリになりましたが無事に時間内に退室できました。
ふと思ったのですが、これ時間オーバーしたらどうなるんだろう?ネット会員は事前予約もできるようなので、別の人の予約時間に食い込んだりしたらトラブルにならないのか?何か問題があったら駅職員に聞けばいいのか?
この辺りのよくありそうなトラブル対処の詳細は公式サイトで事前に確認したほうが良さそうですね。
まとめ:15分275円は高い?長時間なら近所のコワーキングスペースのドロップイン利用がおすすめ
平塚駅の「STATION BOOTH」を利用してみて思ったより快適で満足できました。平塚駅から徒歩0分の高立地なので、今回のようにふらっと寄ってZoomしたり、電車移動中に使ったり、色々と活用法はありそうです。自宅でリモートワークをしている人が、家はうるさくて大事な商談ができない、という理由で最寄り駅の「STATION BOOTH」をたまに使うのも全然アリですよね。
あとは値段の問題でしょうか。15分275円~1時間1100円という絶妙な料金。出先や必要な時だけちょこっと使う分には良いけれど、会議や作業に熱中して長居してしまうと高額になりますよね。
長引きそうな会議や1日ガッツリ仕事をする場合は、駅に近くにあるコワーキングスペースなどの割安な短期ドロップインなどを利用した方が良さそうですね。
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