週3日勤務の問題点は他にもあります。
私が週3日勤務をしていて、実際に起きた問題や嫌だった事を思いつく限りあげてみました。
目次
1)実質週5日フルで働かされる
既に説明しましたが、これが1番しんどいです。3日分の給料で実質5日働かされる訳です。契約不履行を申し出ても改善されない事が多く、これなら正社員になった方がマシ状態に。
2)所詮パートタイムの部外者扱い
所詮はパートタイム扱いで、フルタイム組と連携が上手く行かない事が大半。加えて、部外者なので社内の重要な決定事項を決める際や、面白そうな案件からは外されがち。
3)雇う側からすれば単なる臨時要員
雇う側はなぜ週3日勤務というイレギュラーな働き手を雇うのか?それは、多少割高でも必要な時に呼んで、要らなくなったら気軽に解雇できるからです。所詮フリーランスは使い勝手がいい捨て駒なんです。愛を感じません。
4)会社の業績が良くてもボーナスをもらえない
金銭関係の契約事項は会社側もドライです。仮にプロジェクトが順調に進み利益を出し、会社自体の業績が上がったとします。正社員はボーナス増大や臨時賞与などもありますが、週3日勤務のフリーランスには規定の報酬しか払われません。やる気出ませんわ。
5)アイデアは吸い尽くされ手元に残らない
プロジェクト中に発案したアイデアやビジネス案なども、基本的には所属する会社に吸い取られ、自分の権利を行使できません。
例えば、会議中に新規性のあるアプリの素案を話したところ、会社に勝手にアイデアだけを使われ、何の報酬もなし。今さら自分で同じものを作ると、「真似をした」と訴えられかねない結果に。
6)ローンを組めない、クレジットカードも作れない
週3日勤務のフリーランスは、社会的信用度は低く、週3日しか働かないフリーターと同じ扱いになります。高額なローンは審査が通りません。
同様の理由で、高額のクレジットカードも審査が通り難いです。ローンやクレジットカードは、フリーランスになる前に、会社員のうちに取っておきましょう。
7)長期の休みが取れない
ゴールデンウィーク、夏休み、シルバーウィーク、年末年始などの長期休暇は、週3日勤務のフリーランスには関係ありません。
契約上、決められた出社日が祝日の場合は、出勤しないといけないのです。
業務が立て込んでいればもちろん祝日は返上ですし、仮に暇な時でも、正社員から「休んで良いよ」と言われるまで休めない空気があります。「普段いっぱい休んでるんだからいいんじゃない?」とう考えが彼らにはあるみたいです。
8)毎回1から人間関係を築くのはしんどい
週3日勤務フリーランスはプロジェクト単位での契約になり、通常半年〜1年ぐらいのプロジェクト期間が終わると、用無しになります。解雇です。
そしてまた次の契約先を探す訳ですが、また違う職場で違う人達と人間関係を1から構築し直す訳で、正直もの凄く疲れます。
9)年齢を重ねると色々な意味でしんどい
そんな根無し草の様な、あるいは傭兵の様な働き方は、若いうちは何処に行っても刺激的で良いのですが、歳を重ねるほどしんどくなってきます。
10)独り身の寂しさ
そして、ある日ふと何処にも属していない1人ぼっちの自分に気付き寂しさを感じたりします。
特に、ボーナス支給日・忘年会・新年会・BBQ大会・ハロウィンパーティーなどの社内イベントで、思いのほか社員が盛り上がって結束を固めている感がある時に。
なんだか寂しさを感じます。「自分は蚊帳の外なんだよな・・・」と。
いっそ自由を捨てて社員にしてもらおうかしら、という誘惑にかられます。
これは週3日勤務にかかわらず、フリーランス全般によくある事です。
まとめ
このように週3日勤務というイレギュラーな働き方には、様々な問題点があるということがお分かり頂けたでしょうか?
次回は、そんな問題がたくさん起きた挙句の終着地点をお話します。
~次回「そして解雇は突然やってくる」に続く~