海開きを迎えた鎌倉海岸に大量に漂着した青い透明な物体。ビニール袋のゴミかと思って拾ってみたら……!絶対に触ってはいけない猛毒クラゲのカツオノエボシでした!
海開き直後の鎌倉・七里ヶ浜海岸
7月に入り一斉に海開きを迎えた鎌倉の海。なかでも七里ヶ浜は海水浴場というよりも、有名パンケーキを食べた帰りに写真を撮りにちょっと寄る海岸、として人気ですよね。最近ではハワイで一番人気のハンバーガー屋さんもできました。
七里ヶ浜には大型の駐車場があって、そこからの景色が抜群にイイと評判です。
今年は7月からいきなりの猛暑とあって、波打ち際で遊び人も多くみられました。
青色透明の餃子みたいな漂流物が多数!
そんな七里ヶ浜の海岸に妙な物体が漂着していました。
この青くて透明なビニールのような物体。なんでしょうね?この形どこかで見たことあるような……。
そう、餃子だ!青い半透明な餃子!ぷるぷるした質感も茹でたての水餃子にそっくり!
しかも七里ヶ浜のそこいら中に結構な数が漂着しています。ちょっと歩けば5~6個すぐ見つかるぐらい。
大きさは多少バラつきはありますが大体10cm前後でしょうか?本物の餃子とほぼ同じサイズ感です。自分の靴と比べるとこんな感じ。
いくつか見ていると、餃子状の本体から触手のような管がのびているものが見つかりました。
餃子からぶら下がる長い触手が気になりますねえ。
正体はクラゲの仲間「カツオノエボシ」
ネットで調べてみると、この青い物体の正体はカツオノエボシというクラゲだそうです。
カツオノエボシ(鰹の烏帽子、学名:Physalia physalis、英名:Portuguese Man O’ War)は、クダクラゲ目カツオノエボシ科 Physaliidae に属する刺胞動物。猛毒をもち電気クラゲの別名があり、刺されると強烈に痛む。刺されたヒトの死亡例もある。
引用元:wikipedia
そっかあ、クラゲかあ。青い綺麗なクラゲだなあ。しかし、ほんと餃子そっくりだなあ……。
とのんきに手でペタペタ触っていたのですが、重大な事をネットで発見しました!
猛毒注意!絶対に素手で触ってはいけません!
そうなんです、このカツオノエボシは猛毒を持っています!死亡した例もあるぐらい超危険な生き物。絶対に手で触れてはいけません!
マジかー!手でいっぱい触っちゃったよ!死んでいるから大丈夫?
いえいえ、カツオノエボシの猛毒は触手から発射される刺胞から出るもので死体の触手からも発射される、のだとか!
私の場合はびびりなので軽く触れていたため、刺胞が発射されることはなく、結果的に毒は受けなかったようです。あれだけ触ったのにラッキーだったのでしょう。運が悪ければ猛毒にやられていたかと思うとゾゾッとします。
鎌倉の浜辺に漂着する青いカツオノエボシは猛毒持ちなので絶対に触らないようにしましょう!
毎年GWから初夏によく漂着するようです
この超危険クラゲのカツオノエボシは、実は湘南・鎌倉の海には定期的に見られているようです。
そういえば、さかのぼって今年の5月頃にもテレビで放送されていました。(気になって写メ撮っていたのですがすっかり忘れていました!)
あらためて見るとカツオノエボシって結構グロイ形しています。ぜんぜん餃子っぽくありません。触手なんて攻撃力高そうでモンスターみたいですよ。
GWも初夏も、海水浴客がたくさん訪れるシーズンです。砂浜では小さなお子さんが遊んでいる姿をよく見かけるので、この危険な漂着物には注意が必要です。
まとめ
まあ私のように不用意に手で触るのは論外ですが、誤って触れてしまったり、素足で踏んでしまう危険もありそうです。海岸に落ちている青い透明な餃子みたいな物体・カツオノエボシは猛毒があって危険なので絶対に触れないように注意してください!