GWで賑わう鎌倉に青く光る夜光虫が出現中!大量発生でTVでも話題になった5月5日(金)を過ぎてもまだ夜光虫見られる?今晩はどうかしら?
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5月5日(金)GW観光客で賑わう鎌倉に夜光虫が大量出現!
ゴールデンウィーク最後の週末の鎌倉に、突如出現した夜光虫!夜になると青く光り輝いてとても幻想的。思わずうっとり眺めてしまいます。
夜光虫光る海とみずがめ座エータ流星群の流れ星。動画版。
ミラーレス一眼カメラでビデオ撮影。実際のスピードです。肉眼で見たものに近い映像です。
(今朝未明、神奈川県にて撮影) pic.twitter.com/q4OKjuI88j— KAGAYA (@KAGAYA_11949) 2017年5月6日
夜光虫が現れたのは鎌倉の由比ヶ浜海岸・材木座海岸付近。観光客で賑わうGWということもあり、非常にたくさんの見物人が押し寄せ、海沿いを走る134号線と江ノ電は大混雑。
この夜光虫の話題は、昼間に発生した赤潮とセットでTVニュースでも大々的に放映され、それを観た視聴者がまた見物しに来る、といったお祭り騒ぎになったのです。
【赤潮現象?】鎌倉の海が真っ赤に染まるhttps://t.co/XqPX6kKcSc
鎌倉市の海岸には、GWで天気もよく、海で遊ぶ家族連れやサーファーも多く詰めかけている。 pic.twitter.com/hV0JwDVx6i
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年5月5日
5月6日(土)の夜光虫は?見逃したあなた!まだ光ってます!
さて、1日遅れでTVニュースを観て、ようやく夜光虫に気づいた近所在住のワタクシ。
5日の昼間もまだ赤潮が発生している様子で、夜は夜光虫の可能性がありそう。夜になると期待してTwitterでリアルタイムの夜光虫情報を確認すると、前日の画像が今日の日付でアップされていたり、今いち現在の様子が分かりません。
これはもうイチかバチかで行くしかない!と決意して由比ヶ浜に向かいだしたのが深夜12時過ぎ。
案の定と言うか、鎌倉方面へ向かう134号道路は大渋滞。夕方から夜にかけては江ノ電も大混雑だったそうです。GWだもんね、仕方なし。夜の散歩がてらイザ由比ヶ浜へ向かいます。
途中立ち寄った江ノ島近辺、鎌倉高校前、七里ヶ浜には夜光虫は見当たりません。そして相変わらず車道は深夜なのに大渋滞。
小一時間歩いて疲れてきた頃、由比ヶ浜沖を目を凝らして観察すると、微かに青く光ったような?
光った?遠くてちょっとよくわからない!でも光ったかもしれない!興奮気味で由比ヶ浜海岸にダッシュ!
坂の下あたりに来ると見物人がたくさんいます。皆さんスマホカメラや本格的な一眼カメラを手に浜辺に降りて行きます。
とその時、「おー!」という歓声があがり海の方を見ると、
打ち寄せる波の間が青く光っています!夜光虫到来です!
これiPhoneで撮った写真ですが、わかりますかねー?白い波間に青い光がチョロチョロ紛れているんです。
白波の間に青い光がパパパパッと走る感じです。結構くっきり青く光るんです。その時撮った動画こちらです。
沖の方で青く光る塊を発見したら目を離さずに追いかけます。
光が波に乗って浜辺の方までグングン迫って来ます。
調子が良いとこんなに群生してあたりが青い光だらけに。
5日の大量発生と比べると少ないそうですが、6日も十分なぐらい見えました!地元にいても稀にしか見られない夜光虫を拝めて大満足でした!
GW最終日5月7日(日)の夜光虫は?
では、GW最終日の7日(日)の夜は夜光虫は出現するのでしょうか?
昼間に赤潮がまだ残っていれば、5日・6日と同様に夜光虫が見られる可能性は高いと思うのですが。
7日の夜に夜光虫を見に行く予定の人は、日中にTwitterなどで鎌倉近辺の赤潮状況をチェックしておくと良いでしょう。
それと、夜にTwitterに投稿されるリアルタイム情報は、前日の写真だったり、全然違う場所だったりと意外とガセが多いので注意!
行ってダメなら諦める覚悟でイチかバチかでチャレンジです!
そもそも「昼の赤潮」と「夜の夜光虫」の関係はあるの?
でも、そもそも昼間の赤潮と夜光虫の関係は?赤潮ってたしか海中にいるプランクトンの大量発生が原因だったはず…
夜光虫についてwikipediaで調べてみました。
ヤコウチュウ(夜光虫、Noctiluca scintillans)は海洋性のプランクトンで、大発生すると夜に光り輝いて見える事からこの名(ラテン語で noctis ‘夜’+lucens ‘光る’)が付いたが、昼には赤潮として姿を見せる。赤潮原因生物としては属名カナ書きでノクチルカと表記されることが多い。動物分類学では古くは植物性鞭毛虫綱渦鞭毛虫目、最近では渦鞭毛虫門に、植物分類学では渦鞭毛植物門に所属させる。一般的な渦鞭毛藻とは異なり葉緑体は持たず、専ら他の生物を捕食する従属栄養性の生物である。
他の生物発光と同様、発光はルシフェリン-ルシフェラーゼ反応による。ヤコウチュウは物理的な刺激に応答して光る特徴があるため、波打ち際で特に明るく光る様子を見る事ができる。または、ヤコウチュウのいる水面に石を投げても発光を促すことが可能である。
海産で沿岸域に普通、代表的な赤潮形成種である。大発生時には海水を鉄錆色に変え、時にトマトジュースと形容されるほど濃く毒々しい赤茶色を呈する。春~夏の水温上昇期に大発生するが、海水中の栄養塩濃度との因果関係は小さく、ヤコウチュウの赤潮発生が即ち富栄養化を意味する訳ではない。比較的頻繁に見られるが、規模も小さく毒性もないため、被害はあまり問題にならないことが多い。
引用元:wikipedia
なるほど、夜光虫は赤潮を引き起こすプランクトンの一種ではあるけど、赤潮の発生イコール夜光虫ではないようです。夜光虫ではない他のプランクトンが引き起こす赤潮の場合は、夜になっても当然発光しないわけですね。
それでも赤潮が夜光虫の1つの目安になるのは間違いありません。赤潮が発生した日の夜は、夜光虫の出現を疑ってみましょう。
夜光虫は物理的な刺激で光る!
ついでに夜光虫が光る仕組みを。夜光虫はそこに居るだけで自然に発光したり、月灯りやライトの光に反応して光るのではなく、外部からの物理的な刺激を受けると光る構造なのだとか。波間で強く光るのはそのためです。
また夜光虫がいる砂浜で足踏みしたり、石を投げ入れたりしても、その刺激に反応して光ります。今回の騒動でも見物人が大はしゃぎして砂浜で踏んづけて光らせる光景を見かけました。
でも、これはあんまり風流じゃないのでおすすめしません。というか踏まれる夜光虫がなんだか不憫なのでやめて欲しいですよね!
まとめ
鎌倉の夜光虫はまだまだ見るチャンスあり!?昼間に赤潮が発生したら夜光虫の可能性ありです!