藤沢の富士そばで限定メニューの肉骨茶(バクテー)そばを食べた感想です。本家のマレーシアのバクテーとはちょっと違う、胡椒とニンニクが効いたスパイシーは濃いい味!和風出汁はゼロ。豚肉も山盛りで超ボリューミーなので、二日酔いの朝はキツイです。
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名代富士そばのチャレンジ限定メニュー「肉骨茶(バクテー)そば」とは?
名代富士そばが期間限定で投入しているチャレンジメニュー「肉骨茶(バクテー)そば」。漢字の名前を見ると「肉・骨・茶」でなんだかゲテモノな気がしちゃいますが。
肉骨茶(バクテー)は、マレーシアやシンガポールの屋台でよく食べれるローカルフード。骨付きの豚肉を薬膳やコショウで煮込んだスープで、地元の人は朝でも夜でもこれを飲みます。
私は肉骨茶を本場のマレーシアで初めて食べたのですが、妙に癖になるスープが気に入ってほほ毎日飲んでいました!
本場の肉骨茶はまあ結構見た目はヘビーでした。骨や皮が付いた豚肉の各部位(内臓含む)がどっさり。でも食べると薬膳でアッサリ。ご飯をスープに入れておじやみたいにして食べると、胸やけや二日酔いにぴったりな不思議な食べ物でした。
富士そばの肉骨茶は、このマレーシア風の茶色い薬膳系ではなく、シンガポール風の上品なニンニク胡椒味だそうですが。蕎麦屋の肉骨茶がどんなものか、食べ比べてみたいと思います!
藤沢の富士そばは2020年1月も肉骨茶(バクテー)そばを提供中
ところで、富士そばの肉骨茶そばは昨年2019年12月からの期間限定メニューで、2020年1月以降は全店ではなく、各店の判断でメニューに残しているそうです。つまりもう肉骨茶そばを食べられない店舗もあるのです。
藤沢店にはまだ肉骨茶が置いてあるそうなので早速チャレンジだ!
肉骨茶といえば二日酔いの朝にぴったり。ということで、新年会明けの早朝に藤沢駅前の富士そばへやってきました。ここは藤沢では珍しい24時間営業店。ありがたい。
もとは輸入雑貨屋だった店内は、立ち食いそば屋なのに天井が高くて無駄におしゃれ。広々としてくつろげます。
富士そばの肉骨茶そばは和風出汁ゼロ!豚肉たっぷりの異国味!そして濃い!
肉骨茶そばだからといって調理時間は普通のそばと変わりません。食券を出すとすぐに出てきました。
スープは透明でアッサリしているかと思いきや、豚のエキスと胡椒が効いたパンチのある味。塩味も強め。パラパラとまぶされたたっぷりの茶色い物体はニンニクで、これもかなり強烈。
いつもの和風そばつゆ感は一切なく、完全に異国の味になっています!正直に言うとかなり微妙な味で好き嫌いが分かれそう。年配のお父さん方は絶対に嫌いになりそうな馴染みの無い味ですよ!
そばの上に豚肉は薄切りのばら肉ですが、数が多くてとってもボリューミー。食べても食べても無くならない!
お肉をどかしてそばにたどり着くとようやく少しホッとします。ああ、そばだあ。
ホッとしたのもつかの間で、とにかくニンニクと豚肉の攻勢が激しくて。後半はキツくなってきました。
七味を多めにかけたり、サイドメニューのカレーに肉骨茶の豚肉を逃がしたりして、ようやく完食。
肉骨茶のスープはだいぶ残しました。思うにこのスパイシーで癖のあるスープは、暑い気候の異国で食べるから美味しいのだと。真冬の日本で食べるものじゃないですね。
結論、蕎麦は食べなれた和風出汁が1番です。