我が家の長寿犬に学ぶ健康と長生きの秘訣

我が家の長寿犬に学ぶ健康と長生きの秘訣

我が家には16歳(人間で言うと80歳ぐらい)の老犬がおりますが、高齢にもかかわらず、食欲旺盛で毛艶も良く健康そのものです。

我が家で犬を買うのは2頭目で、はじめの子は10歳という比較的若い年齢で亡くなってしまいました。対して、今の2頭目は現在16歳(人間で言うと80歳ぐらい)でまだ元気でピンピンしており、20歳ぐらいまで生きそうな勢い。

同じ様な環境で育てた愛犬2頭が、なぜ寿命に差が出ているのか?比較して見ると、遺伝的なことは置いておいて、生活習慣の違いをいくつか発見できました。

我が家の愛犬2頭の生活習慣を比較してわかった、人間にも通じる健康と長寿の秘訣をお伝えします。

あ、愛犬の名前は1頭目の子が「ポリー」で、2頭目は「ショコラ」と申します。
※写真は全て2頭目のショコラです。

もうおばあちゃん犬です
もうおばあちゃん犬です

食生活編

まずは食事の問題です。

食事は基本です
食事は基本です

ドッグフード中心の完全な食事制限

ポリーは大のドッグフード嫌いで、わざわざ犬用のごはんを手作りしていました。

我々が食べる食事から、塩分、香辛料などの刺激物、ネギなどの禁則食物を除いたものが犬用になります。

例えば、我々人間の献立がハンバーグ、ごはん、味噌汁だった場合。ハンバーグは塩、胡椒、玉ねぎなどを除き、よく火を通します。それをごはんにのせて、味噌汁の味噌を抜いた汁をかけて出来上がり。塩味がないハンバーグごはんです。

この食事には2つ問題があったように思います。

1つは、いくら犬用に作っているとはいえ、ベースは人間用の食事なので、調味料や食材など犬に害があるものを完全には取りきれず、長い年月では相当量与えていたかもしれません。もう1つは、厳密なカロリー計算が難しく、つい欲しがる犬に与えすぎてしまい、結果的に犬を太らせてしまった点です。

ポリーは肺気腫という病気で亡くなったのですが、普段の食生活からくる肥満も原因の1つだったそうです。

かわいそうなことをしてしまいました。本当は飼い主の我々が気を付けてあげないといけなかったのに。

この反省を踏まえ、ショコラにはドッグフード(国産・無添加)を、朝晩決まった量だけを食べさせています。

その結果、完全なカロリー計算がされ、多少の増減はあるものの、標準体重を上回ることはほとんどありません。

時期や体調によって少し太って来たら、ドッグフードの量を少し減らすなど、人間側で犬が摂取するカロリー管理しやすいのも、ドッグフード食の利点です。

毎朝牛乳を飲む

ショコラは毎朝牛乳を飲みます。いつもお皿がピカピカになるまで最後まできれいになめています。大好物なんです。

犬に牛乳を与えて良いのか?

諸説あるようですが、カルシウムなどの栄養自体はもちろん害はないそうですが、与えすぎは厳禁で、できれば犬用の乳製品を与えた方が良い、とされているようです。

うちの子には牛乳は合っているようです。

野菜を食べる

ネギ全般やアボカドなど与えてはいけないものを除いて、キュウリ、キャベツ、ニンジン、トマトなどの野菜をよく食べさせます。

ブロッコリーが好き
ブロッコリーが好き
トマトも大好物
トマトも大好物

人間がおやつを食べている時など、欲しがってまとわりついてくるのですが、そこでカットした野菜などを食べさせると、気が紛れるのか大人しくなります。

特に家の庭で採れたミニトマトやきゅうりは、おやつ代わりのスナック感覚で喜んで食べています。

市販の加工食品もたまにや良いですが、毎日あげるなら生野菜の方がよほど健康的だと思います。

たまには市販のおやつも
たまには市販のおやつも

毎日丁寧に歯を磨く

食べた後は必ず丁寧に歯を磨きます。

1日もかかさずです。

おかげでショコラはほとんど虫歯知らずです。(ちょこっとだけ虫歯が出来て治療しましたが)

健康な歯が長寿の秘訣であることは間違いないと思います。

歯磨きは大格闘
歯磨きは大格闘
観念して歯ブラシもぐもぐ
観念して歯ブラシもぐもぐ

生活編

続いて生活習慣に関してです。

早寝早起き

朝は、朝ごはんの時間が7時と決まっているため、必ずその時間に起きます。人間が寝坊していても朝7時に必ず起こしてくれます。

夜は23時頃、家族が寝る支度をはじめると、そろって一緒に寝付きます。

規則正しい生活リズム

夜は23時に寝て朝7時に起きる。

そのあとは、軽く散歩して、昼寝して、洗濯物を干すのに付き合って、おやつを食べて、また昼寝して、17時に夕食を食べ、家族の夕食時にちょっとおこぼれをもらって、ごろんとして、23時に寝る。

この規則正しい生活リズムを16年間ほぼ毎日繰り返しています。

よく寝る

そしてよく寝ます。

ごろんと寝る
ごろんと寝る

最近は食べる以外はほとんど寝て過ごしています。

体力を温存しているのかな。

ここでも寝る
ここでも寝る

適度な運動、走るより歩く

散歩に関してですが、若い頃からあまり走るのが好きではありませんでした。

ショコラは本来シェットランド・シープドッグという犬種で、名前の通り牧羊犬で走るのが大好きなはずなのですが。

散歩で外に連れ出しても自分から走り出すことはほとんどなく、のっそりよそ見をしながら、ただ”散歩”をするだけです。

これも長寿につながっているのでしょうか?

足腰に負担は少なそうですが・・・。

風にも負けず散歩します
風にも負けず散歩します

ちなみにポリーは典型的な牧羊犬で、走り回るのが大好きで、家でも走りすぎてフローリングで滑って転んだり、ドアやテーブルの脚につっこんで頭をぶつけていました・・・。

運動のやり過ぎは良くないのでしょうかね。

頼れる主治医の存在

日頃から愛犬の健康状態を相談できる獣医さん、主治医の存在は、愛犬の寿命にも大きく影響してきます。

いくら良い獣医さんでも、車で行かないと会えないような遠方ではいざという時に意味がありません。

できれば徒歩圏内で、何かあったらすぐ駆け込める距離の、信頼できる獣医さんがいるペットクリニックを見つけておきたいものです。

そして、面倒がらずにまめに通いましょう。病気の早期発見にもつながります。

ポリーには近所に頼れる獣医さんが居ませんでした。もう少しまめに医者に行っていれば、病気も早く見つかって治療できたかもしれません。悔やまれますし、飼い主として反省しています。

雨風をしのげる家がある

うちの子は2頭とも室内で飼っています。

冬の寒い日に、1人(1頭)だけ外の犬小屋に居させるのがかわいそうで、家族と一緒に屋内で生活しています。

実際は犬は外でも平気、過保護、といわれるかもしれませんが、それだけ犬のことを気にかけ家族の一員としてあつかっている証拠でもあります。

愛ゆえの室内犬です。

その他

その他、これが健康・長寿の秘訣では?というものをノージャンルでピックアップしました。

犬専用スペース・逃げ場を確保してあげる

室内で飼っていても、犬小屋にあたるスペース、犬専用の場所を確保してあげています。

我が家では、リビングの端にあるクッションが犬専用のスペースです。そこにいる時はできるだけ干渉せずに、ほうっておいてあげます。

お気に入りの犬用スペース
お気に入りの犬用スペース

昼寝したり、悪さをして怒られた時もそこに逃げ込みますし、お気に入りのおやつをもらった時もその自分専用スペースに持って行って食べています。

子供に子供部屋を与えるような感覚でしょうか。自分だけの場所、いざという時に逃げ込む場所があると、犬も安心できるようです。

犬専用クッション
囲いがあってそのままベッドになります

季節ごとのお祝いやイベントを一緒に楽しむ

誕生日、クリスマス、お正月、花見、夏のすいか、秋の焼き芋など、季節ごとに楽しめることを犬と一緒に楽しみます。

飼い主の人間が楽しければ、一緒にいる犬も楽しいのです。

これは紅葉を観に一緒に車でお出かけした際の写真ですが、ほらこんなに嬉しそう!

一緒にお出かけ
一緒にお出かけ
サーフィンにチャレンジ!
サーフィンにチャレンジ!
誕生日プレゼントの犬用Pコート
誕生日プレゼントの犬用Pコート
お風呂も大好き
お風呂も大好き

季節ごとに訪れるイベントや、ちょっとした出来事でも皆で一緒に楽しむ。これも健康の秘訣です。

賢すぎない

1頭目の子はとても賢く、もの覚えが良いのでしつけが楽で、散歩も「行っておいで」とドアを開けておくと1人で近所を一周して帰ってくるほどでした。

賢すぎる半面、人間臭いところも出てきて、食事は人間と一緒じゃないと嫌で、異常にさびしがり屋で神経質、という面も持ち合わせていました。鳴き声も甲高く、どこかか細い感じがするのです。

2頭目のショコラは、賢さは並みで、人間臭さというよりは野生の犬らしさを保っている子です。よく遠吠えもしますし。

神経も図太くて、ちょっとやそっとでは潰れない感じです。そう言えば声も野太いです。

因果関係はわかりませんが、長寿・健康という面では、あまり賢すぎて、神経質過ぎるのは良くないのかもしれません。

愛すべき家族がいる

犬にとっての健康・長寿に欠かせないのが、自分を愛してくれる家族の存在です。

犬は家族の一員です。食事をくれる母、散歩係りの父、遊び友達のお兄ちゃん、家族みんなと一緒に居ることが犬にとって何より大切です。

まとめ

犬も人間も健康・長寿の秘訣は一緒です。

ダイエットして規則正しい生活をしましょう!そして家族と一緒に楽しく過ごしましょう!

お花畑で休憩
お花畑で休憩

※ここで紹介した食事法、生活習慣には正しい医学的根拠がないものもありますし、うちの犬に限ったことかもしれません。特に食事は犬の個人差もありますので、専門書などでよくお調べになってから、自己責任でお試しください。

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